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しだれ桜で知られている桧木内川堤の桜(角館)です。枝垂桜についてですが、
角館の町内にはいたる所に枝垂桜が見られる。なかでも樹齢の古い武家屋敷の
枝垂桜153本は昭和28年3月14日に秋田県指定天然記念物に選ばれている。
指定された枝垂桜の樹齢は平成2年で、およそ60年〜290年と推定される。
その中で青柳家が所有しているのは9本で個人としては一番多く(町有は21本)
また樹齢の一番古いものから3番目までが同家の所有となっている。一番古い枝垂桜は
青柳家薬医門真向いの小原家にある青柳家所有の樹高13.5m、寸径83.8cm、
推定樹齢284年で、二番目は東勝楽丁角の羽後開発兜~地内の、これも青柳家所有の
樹高16.5m、寸径107.5cm、推定樹齢252年、三番目は青柳家薬医門内の
左にある樹高11.5m、寸径76cm、推定樹齢187年(平成2年現在)の3本が最も
古いもののようです。樹齢は植栽他の土質の肥沃度により生長に差異があるようです。
角館の枝垂桜は秋田の自生種でなく園芸品種であって、品種はシロ枝垂桜のようです。
枝垂桜は、ヒガンザクラ系野生種のエドヒガンザクラ〔江戸彼岸・ほかにアズマヒガン
(東彼岸)、ウバヒガン(姥彼岸)ともいう〕、種名ペンズラ(下垂の意味)、品種名
アスチンデンス(傾上の意味)から出た園芸品で、種名と品種名のペンズラが逆に命名
されている。これは学名では早く名付けられた種名の方が先行したからである。枝垂桜の
古名はイトザクラが最も古く、700年余前の宝治年間(1247〜55)藤原兼経が北山の
別荘に主上の行幸を仰いだ時の歌に「霧おもみ梢たれたる糸桜柳が枝に咲くかと
ぞみる」がある。枝垂桜には色々な系統があるが、角館の枝垂桜は樹影が高く、
花色としては白色、淡紅色、紅色この系統は極少)が見られる。とくに古木のほとんどが
白色系なのは、京都の枝垂桜がシロシグレザクラだからであろう。枝垂桜の花色に変異の
見られるのは、実生により増殖されたからである。実生木は寿命の長い点に良さがある。
枝垂桜はエドヒガンザクラの変種であるから、枝垂桜の種子を蒔いても、母種のエドヒガン
ザクラとの中間種が多く出て、肝心の枝垂桜の出る率が少ない。現在角館でも実生を
行っていますが、やはり良い枝垂桜の出る率は少ないようです。実生で枝垂桜出現を
よくするには、面倒でもシグレザクラの異系統の花粉による交配で出現率を
高めることです。ところで、角館の枝垂桜の老衰の誘因には道路の舗装による雨水の
浸透率の低下や土中の通気の不良、それに基づく土壌の悪化、激増する自動車の
排気ガスの影響などが挙げられている。また自然的な現象によることも見逃してならない
ことです。高齢樹は植物生理の原則における老衰期に相当するもので、樹体内の
チッソや水分の減少は木の生育停止を意味するものでもある。そのために樹体内
貯蔵養分のアンバランスによって、8月から9月にかけて50〜80%の早期落葉を
することになり、これが毎年繰り返されることによって老衰化がますます選むことになる。
昭和47年8月10日京都大学教授広江美之助博士が角館のソメイョシノの保護対策の
診断に来町された際、枝垂桜を見て回って「この一画に153本もあるという数の
多さにびっくりしたが、実にいい桜だ。日本一の枝垂桜だ」と折り紙をつけられらが、
一方では「惜しいことに死ぬ寸前だ。いますぐ手を打つ必要がある。」とショッキングな
忠告をされたらしい。さらに博士は、枝垂桜の葉が黄色になっているのは、寿命が
そう長くない証拠だとも言われている。枝垂桜の葉が黄ばみ早期に落葉するのは
老木ほど多く、若木は少ない。また比較的肥沃度の高いと思われる場所の木も、
早期に落葉が少ないようだ。このような試練を乗り越えて現在の全国的にも
有名となった角館の枝垂桜があります。

| お奨め度 |
★ ★ ★ ★ ★
(春) |
| 当店から |
お車で30分位 |
| 駐車場 |
有り |
| お 店 |
有り |
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